『蛇にピアス』。初めて読んだのが大1のときだったのかな。それから4年くらい経っていますが今でも蛇にピアス、と聞くだけでウウウッとなります。鮮烈なリアリティがありましたからね。心の闇がぐぐぐっとうずく感じです。エターナルダークなんとかがね。
漫画化されてたんですね。見かけたので読みました。絵が添えられるとなお生々しい。4年前に小説を読んだときとほとんど同じ気持ちになっています。
セックス。セックスね。その理由付けによく「自分の存在を確かめる」なんて書かれるじゃないですか。そういった表現を何かの作品で見るたびまたかよ、と思うんですけれど、最初に見たのはこの蛇にピアスだったかもしれません。その当時はまったく意味がわからず、もっとも今でもよくはわからないのですが、こじらせ童貞について考えて何となく受け入れられるようになりました。
要はあれでしょ、アイデンテテ~問題のはびこる背景で自分もある人には求められてその人と社会と繋がってるんだっつー実感が得られる感じなんですよね。承認欲求満たされるんでしょ。泡沫だと僕は思いますけどね???
原作2003年ですよ。いつまで承認欲求なんですか。
多様性がどうの言い出した奴は誰なんだ。今さら昭和に戻るわけにもいかないんでしょうからこうなったら宗教しかないですね。みんながみんな私は生きてていいんだ、私の存在理由――raison d’être――はこうなんだって実感していられる世界を作るには宗教しかないですよ。みんなでやるならいわゆるカルトじみたものだとやや問題ですからね、そして仏教とかキリスト教とかもナウなヤング達には古臭いとバカにされてしまうかもしれない、ともすれば創価でどうでしょう。
みんなで創価学会に入って幸せになろう!!!!!!!
それが嫌ならいっぱいセックスしよう!!!!!!
こうして多くの童貞を救ったところで10分経過です。また会いましょう。
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